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松岡美穂@錦糸町080719

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 このブログで初めての特殊なケースでの紹介となります。松岡美穂さん。初めて撮影させていただきました。
 特殊なケースというのは、このブログでは基本的に、[Artist]カテゴリーで、被写体となってもらった方のWebサイトを紹介しているのですが、この松岡さんにはそれがまだ「ない」ということなので、とりあえず、Artistカテゴリーでの紹介ページもまた「なし」ということに。
 このライブレポートのみでのご紹介となります。これが初めてのことなんですな。


 さて土曜の夜の最後に会った松岡美穂さん。もう帰ろうかと、北口広場の一角にある喫煙所で、たばこをもみ消したところで、その唄声に気付きました。
 同じ北口、でもちょうど、作業用のトラックが2台並んだそのむこうで、彼女は肉声で歌っていました。アンプなし。生ギターのみ。

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 声には力がありました。強い。けれど押しつけがましくない。そういう見方をするならむしろ遠慮がちで、繊細さのようなものも感じるような。
 そんな唄声でした。
 同じ錦糸町で、金曜夜を定例にしている「マユラハルリ」さんとタイプが近いかもしれません。「表現者」としてのタイプが。
 『唄うんだ』という意志が、その唄声に込められている、という気がしました。
 なにかの決意を秘めた表情で、彼女は唄っていました。笑顔もいいけれど、そんな表情もまた、歌い手にはよく似合います。
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松岡美穂@錦糸町080719_d0133847_21941100.jpg 実は聴きながら、写真を撮らせてもらおうかどうしようか、悩みました。というのは、「告知ボードなし」「チラシ・フライヤーなし」つまり『自分が何者かを示していない』人の路上パフォーマンスは、撮らないし紹介もすることはない、という自分なりのルールでやってきていたからです。
 この時、彼女は「自分を示すもの」をなにも持っていませんでした。
 普段なら自分のルールに従って撮らずに終わるところですが、聴きながら、どうしてもこれは撮りたい、と感じました。なんというか、「来るものがあった」とでも言いましょうか。
 結果、例によって少々お話をさせていただき、承諾を得てこの撮影とあいなったわけであります。


 光がまったく当たっていない場所でしたので、かなり苦労はしましたが(; ´д`) くらーい! ブレるー!
 この辺りで、遅い時間からよくやられているそうですので、またいつか会える時もあるでしょう。その時はもうちっと光のある場所でやっていてもらえたらいいなぁ。←勝手

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■大サイズ画像Webアルバム[(前略)写真を撮るノケモノ - タグ「松岡美穂」]

# by plummet | 2008-07-28 02:25 | [Ph]Street Live  

くろ音子@錦糸町080719

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 二度目の登場、「くろ音子」さんです。なんだか久しぶりな感じですが、実は一度、ニアミスみたいな感じで会ってはいました。ストリートが終わる直前に行き会って、2曲聴いてたらその日のストリートが終わってしまったという(・_・)ゞ しまった撮り損ねた。
 その後もカメラを持ってない外出の時に1度、見かけていたりはします。そういう時はこっそり聴くだけなんですけども(・_・)ゞ うーん。
 
 この日は「甚平ナイト」ということで、お二人とも甚平を着ての路上ライブとなりました。
 固定ファン? の女性陣も駆けつけてます。これは勝手に載せちゃいましたが顔出てないのでご勘弁いただきたいところです。<(_ _)>ごめんなさいもうしません。
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 元気の良いサウンドが特徴の二人ですが、そうではない、しっとり聴かせるナンバーも持っています。これはそんな曲での風景。

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 ブルースハープがいい味出してました( ´ー`) 出来ることに幅があるってのはいいですね。
 
 一回が一時間のロングスパンで行われるストリートのスタイルといい、甚平イベントのアイデアといい、このバンドはなかなかのオリジナリティがあるように思います。出発点は“ゆず”にあったと話を聞きましたが、そこからはすでに脱却し、独自の地平を歩き出しているようにも感じます。
 ミュージシャンでありながら、同時に、行き会った「お客さん」をとても大事にするパフォーマーでもあるような。
 ただ好きな音楽を奏でるだけではなく、『みんなで一緒に楽しもう』という姿勢を、とても強く、積極的に打ち出してくる二人なのです。
 
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 大サイズ画像Webアルバム→[(前略)写真を撮るノケモノ - タグ「くろ音子」]

# by plummet | 2008-07-25 03:02 | [Ph]Street Live  

小山真吾@錦糸町080719

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 なんだかんだで、Meine Meinungに次ぐ登場回数を誇るようになった小山真吾さんです。この日、錦糸町で二組目に会ったミュージシャン。
 去年の夏の終わり、初めて路上で演奏しているのを見た頃は、まだ路上を初めて間もないという感じでしたが、最近ではすっかり路上が板についた印象ですね。
 本来のスタイルとしては、CDなんかでオケも流しつつ、ギターとボーカルを乗せるんですが、この日は場所柄もあって、弾き語りオンリーだったようです。

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 コルクボードを使った告知ボードが初お目見えしていました。ギラギラしてて派手だなぁ。CDやライブ予定も貼り付けられるようになっていて、なかなかまとまっていて良いスタイルだと思いました。
 相変わらず、独特な良い声をしています。伸びていく中にある芯が強い。そのくせ、耳に触れる部分では透明感もあって、“ガラスで作った柱”といった感じがします。太いので頑丈です。殴っても割れません。
 歌手よりも舞台俳優にこういう声っているよなぁ、とか思ってたんですが、最近ついに、『藤原竜也』に少し声が似てるや、と気付きました。
 まぁ百聞は一見にしかずということで、ご本人が現在、My Spaceにてサンプル音源を公開していますので、気になった方はこちらの紹介ページから公式サイト、あるいはMy Spaceへどうぞ。
[(前略)路上をヲチするノケモノ : 小山真吾]


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 本人のブログで、現在、小山さんが参戦中の、ラジオによるリスナー参加型公開オーディション番組の告知がされています。曲を試聴するなどして、彼の唄声に興味を持たれている方はどうぞそちらもご覧になってください。
 ただこの番組、現在は小山さんの他、このブログで紹介させて頂いたことのある「さとちき」さんも参戦してるんですよねえ(・"・)こりゃ果てしなく困ったね、俺。どっちにしよう。
 
 
 そして恒例、大型画像はこちらからどうぞ。[(前略)写真を撮るノケモノ - タグ「小山真吾」]

# by plummet | 2008-07-23 03:19 | [Ph]Street Live  

奥野智史@錦糸町080719

 サミットも終わり、都内のそこかしこで、徐々に警戒態勢がゆるんで来ているようです。
 そういうわけで三連休初日の土曜日、あれこれと期待をして、とりあえずホームグラウンドとも言える錦糸町にカメラぶら下げて行って参りました。
 結果から言うと、この日は大当たり。計4組ものミュージシャンさんの写真を撮影させていただくことが出来たのです。

 その最初に出会ったのが、奥野智史さんでした。
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 弾き語りスタイルですが、ただの弾き語りではありません。それなら、横にサポートベースはつかなかったでしょうし、ついたとしてもアップライトなどではなく、ふつうのベースだったでしょう。
 フォーク系のサウンドを予想すると裏切られます。カントリーの優しさを残したジャズ。モダーンで攻撃的なそれではなく、まだゴスペルもカントリーもブルーズも未分化だったような時代の、古き良き懐かしきジャズな匂いがする音です。メロディやボーカルがポップなものであっても、それを支えている音のひとつひとつが、いちいちJAZZ的です。
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 そうした音を土台に、線の細い、繊細な唄声が乗ります。この音と声との合体は、カントリーの明るさとは違う、JAZZの重厚さとは違う、ポップスの軽妙さとも違う、玄妙な味わいを生み出していました。結果としてオリジナリティを感じさせるのが、奥野智史というミュージシャンでした。
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 個人的にはJAZZ風味は大好きですし、ギターよりベースの音にシビレるタイプですんで、アップライトのベースなんか持ち出された日には――しかも五弦だ!――もう聴き入るしかありません。
 セットの切れ目が来るのを待って声をかけさせてもらおうと思って聴いてたんですが、どうも嫌な予感。長い1セットが終わったら今日は店仕舞いになりそうです。なので先に撮影させてもらっちゃうことに。
 そしてセット終了で声をかけると、案の定、今日の予定は終了ということでした。あぶねー。

 お話させていただいたところ、ここ一月ほどはこの場所を定例にしているとかで、どうやらまた出会う機会もありそうです。これで[Meine Meinung]が戻ってきたら、錦糸町の土曜日はどうなっちまうんだろうw

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 奥野智史さんですが、中段の写真で告知ボードに示されているように、現在、JOMOのCMで曲が使用されているのだとか。普段テレビをまったく見ない俺は未見なのですが、気になる方はCMソングをチェックしてみていただきたい。


 大型画像のWebアルバムはこちら→[(前略)写真を撮るノケモノ - タグ「奥野智史」]
 

# by plummet | 2008-07-22 03:22 | [Ph]Street Live  

奥野智史

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 路上ではギター弾き語りスタイル。基本的にはアップライトベースのサポートが付き、『オクノサトシ』名義の複数人ユニットである、と言ってもあながち間違いではなさそうだ。

 オーソドックスなアコースティックギターの弾き語りをイメージすると足下をすくわれる。「カントリー?」と一瞬思わせておいて、実はJAZZの世界に立っている音。けれど物々しかったり、荒々しくはなく、「やっぱりカントリー?」ともう一度思わせる。
 なぜなら「カントリー」とは「故郷」のことだからだ。故郷の持つ優しさに溢れた繊細な唄声、それがオクノサトシの魅力である。



■公式サイト
[奥野智史オフィシャルサイト-OKUNO CHA-YA!]
 詳細なプロフィールにオススメCD紹介、活動日記、関連情報や、リリースしたCDの全曲試聴などのコンテンツがある。箱ライブの様子の動画もあり。


■MySpace(自動的に音が鳴るので注意)
[MySpace.com - 奥野智史(SATOSHI OKUNO)]
 楽曲の試聴、動画閲覧はMySpaceでも可能になっている。MySpace上の「フレンド」からのコメントから、人となりを察することも出来るだろう。

# by plummet | 2008-07-22 02:49 | [Ph]Artists