松岡美穂@錦糸町080719
2008年 07月 28日
このブログで初めての特殊なケースでの紹介となります。松岡美穂さん。初めて撮影させていただきました。
特殊なケースというのは、このブログでは基本的に、[Artist]カテゴリーで、被写体となってもらった方のWebサイトを紹介しているのですが、この松岡さんにはそれがまだ「ない」ということなので、とりあえず、Artistカテゴリーでの紹介ページもまた「なし」ということに。
このライブレポートのみでのご紹介となります。これが初めてのことなんですな。
さて土曜の夜の最後に会った松岡美穂さん。もう帰ろうかと、北口広場の一角にある喫煙所で、たばこをもみ消したところで、その唄声に気付きました。
同じ北口、でもちょうど、作業用のトラックが2台並んだそのむこうで、彼女は肉声で歌っていました。アンプなし。生ギターのみ。
声には力がありました。強い。けれど押しつけがましくない。そういう見方をするならむしろ遠慮がちで、繊細さのようなものも感じるような。
そんな唄声でした。
同じ錦糸町で、金曜夜を定例にしている「マユラハルリ」さんとタイプが近いかもしれません。「表現者」としてのタイプが。
『唄うんだ』という意志が、その唄声に込められている、という気がしました。
なにかの決意を秘めた表情で、彼女は唄っていました。笑顔もいいけれど、そんな表情もまた、歌い手にはよく似合います。
実は聴きながら、写真を撮らせてもらおうかどうしようか、悩みました。というのは、「告知ボードなし」「チラシ・フライヤーなし」つまり『自分が何者かを示していない』人の路上パフォーマンスは、撮らないし紹介もすることはない、という自分なりのルールでやってきていたからです。
この時、彼女は「自分を示すもの」をなにも持っていませんでした。
普段なら自分のルールに従って撮らずに終わるところですが、聴きながら、どうしてもこれは撮りたい、と感じました。なんというか、「来るものがあった」とでも言いましょうか。
結果、例によって少々お話をさせていただき、承諾を得てこの撮影とあいなったわけであります。
光がまったく当たっていない場所でしたので、かなり苦労はしましたが(; ´д`) くらーい! ブレるー!
この辺りで、遅い時間からよくやられているそうですので、またいつか会える時もあるでしょう。その時はもうちっと光のある場所でやっていてもらえたらいいなぁ。←勝手
■大サイズ画像Webアルバム[(前略)写真を撮るノケモノ - タグ「松岡美穂」]
# by plummet | 2008-07-28 02:25 | [Ph]Street Live