ストリートミュージシャンを撮るのは、実に半年振りになります。
地元・ホームタウンと呼べる錦糸町にて、『同心円』というバンドに出会いました。
手持ちの二台のペンタックスカメラのうち、K100Dというサブ機の方がちっと面倒な事態に陥り、購入したヨドバシカメラに持ち込んでみた帰りのことでした。といっても撮影したカメラはK20Dというメイン機の方。ひょっとしたら入院ということもあり得たので、重い思いをしながらも二台とも持ち歩いていたのですな。
開放1.7の明るいレンズを持っていったのも良かったです。ちなみに撮影はすべてF2.8で行いました。そのためピントの合う範囲(被写界深度といいます)がすごく浅く(薄く)て、ピント合わせに苦労しましたが。
ま、そういった苦労の甲斐あってヽ(´ー`)ノ久々に良いバンドとの新しい出会いを体験できました。
写真はすべて、PENTAX K20D & smc PENTAX FA50mm/1.7
“同心円”。中心を同じくしながら、半径が異なる複数の円のことをこう呼びます。
うん、なんというか (´ー`) この二人には合う名前のような気がしてきます。曲を聴いていると。
まろやかですね、歌が。やわらかくやさしい。こういうのも好きです。聴く人に寄り添おうとするような。
そして、“まろやか”とは、“丸やか”と書くのです。
“丸い”ということは、角がないということです。
つまりは、なにかに引っかかることなく、するりと、どこにでも入り込んでしまうということです。
だからこんな風に、子供の心さえ引きつけるのでしょう (´ー`) 子供が惹かれる歌に、悪いもんはねぇ。幾度か、こんな風景に出会ってきた実感です。売れるとか売れないとかは脇へよけといて、この二人の歌は、だから“ホンモノ”なのです。
だからって警察官は容赦しちゃくれませんがね……(。つд`) 途中で通報アタック食らいました。あえなく中止です。
といっても、これはしょうがありません。ヨノナカのルールはそうなってます。実際、好きで聴いてるこっちはいいんですが、これを不快に思う人がいるのも確かですし、こっちがいいからあっちのことは無視しろなんてことは言えません。それに、こういうこともバンドの“経験値”ですから。
その時やっていた曲が終わるまで、お巡りさんは横で待っていてくれました。そんな人に当たったことは、ささやかな幸運だったでしょう。
メンバーには演奏開始前に撮影許可だけもらっていたのですが、アタックを受けた後、撤収作業に入るところに話しかけ、ブログ掲載許可をもらうことに。このところストリートを撮っていなかったため、説明用のアルバムや、URL伝達用の名刺などはこの日持っておらず。説明に手間取ってしまいました。
そして説明にかまけているうちにCD買い忘れた ヽ(´ー`)ノ 俺のバカ。
錦糸町トリフォニーの小ホールにて、四月にワンマンをやるそうです。ホールワンマンだ、すげぇな。
成功するといいですねぇ( ´ー`) 思わず応援したくなるバンド、“同心円”でした。