神田浩一@錦糸町071002
2007年 10月 13日
男性弾き語りシンガーソングライター。
最初に歌声を聴いて思い浮かべたのは、山崎まさよし。
足を止めて聴いて、それから浮かんだのは、昔の井上陽水。
でももっと最近のアコースティックデュオのような軽快さもあり、かと思えばMr.Childrenをプロデュースしている小林武史を彷彿とさせるような音のところもあり。
なんだかいろんなものを思い浮かべる。
それがかえって、「結局のところ誰とも違っている」感じがした。
そんなところが、なにか不思議な印象を与えるミュージシャンだ。
歌詞は、往年のフォークなどに近い、いささか“重み”があるもの。“世の中”が視界にある歌詞の世界。
それを現代的なアコースティックのメロディに乗せている感じ。
アンプはなしなので、地声。それがよく響く。
アンプなし、ということが影響しているのかどうか、このひとはよく「上を向いて」いた。
目を閉じ、ほとんど真上というくらいに上へと顔を向けて、声をあげる。
腹、胸、喉、口。それが一直線になり、まっすぐに唄声をあげる。
まさに“唄い上げる”。
そんな「姿勢」という意味での「スタイル」も、不思議な印象に一役買っているのかもしれない。
by plummet | 2007-10-13 11:36 | [Ph]Street Live